家を建てようと思い立ってから、住宅会社を探して、その中から気になる会社をと打合せを重ねて、最後にいよいよ住宅会社を決定します。
住宅会社を決める際のポイント。
それはずばり、
会社(人)とプラン(設計者)と金額です。
なぜこの3つが重要なのでしょうか?
理由を見ていきましょう。
会社(人)が重要な理由
会社を訪問すると、基本的には営業マンが担当につきます。
営業マンというと「何か売りつけられそう」というイメージをもたれる方が多いかも知れません。
でも、良い営業マンに巡り会えればこれほど心強い人はいません。
大切なのは、良い営業マンかどうか見極めること。
営業マンを見極めるポイントは簡単にいうと、その営業マンを「セールスマン」として見てしまうのか、「家のアドバイザー」として見る事ができるかで見極められます。
家づくりは長い時間が掛かるものですし、家が建ってからも住宅会社とは付き合いが続きます。
少なくとも
「家のアドバイザー」として見ることができる営業マンが担当の会社を選ぶことをおススメします。
次に、会社に関しては、会社の考え方やメンテナンス、アフターサービスも気になる所です。
ここは、会社の社長の考え方によるところが大きくなります。
(サラリーマンの方は理解しやすいかなと思いますが)
可能なら、その会社の社長と一度お話してみると良いですね。
住宅会社の社長の特徴をすぐに知りたい方はコチラを参考にしてください。
プラン(設計者)が重要な理由
次にプランです。
ここではプラン+(設計者)と書いていますが、良いプランをつくるためには設計者が需要になります。
良いプランをつくってくれる設計者とは、
どれだけじっくり話を聞いてくれて、それを形にしてくれる力があるのか。
これにつきます。
設計者のエゴだらけのわがままな提案でも困りますし、自分たちでこんなのどうかなと伝えた間取りがそのまま出てきてもガッカリします。
(考えた間取りがとても利に叶っていたら、ありえるかもしれませんが・・)
設計者とあなたが一緒に話し合って、叶えたい事をしっかり優先順位をつけて叶えられている。
しかもプロとしての提案もしっかりある。
たとえ少し、力が足らなくても会社全体でフォローする体制になっている。
そんな設計者(会社)に会えたなら、その設計者(会社)とはきっと良い関係を築けるでしょう。
金額が大事な理由
最後に金額です。
基本プランができた時、合わせて見積もりが出てきます。
ここで一番大事なのは、実は家の金額ではありません。
見積もりの中に何が含まれていて、何が含まれていないか。
しっかり説明してもらう事が大切です。
基本の仕様の説明はもちろんの事、使っている外壁や内装、設備まで一通り頭の中に入れておいて下さい。
これは、契約後にどれだけ費用がかかる可能性があるかを把握するために必要となります。
なぜなら、見積もりの説明無しのまま、基本設計で出た見積もりで資金計画をたててしまうと、90%以上の確率で予算がオーバーしてしまうからです。
家に何が含まれているか分からないまま見積もりの金額をみても、その金額と仕様でOKなのか、
それとも、仕様のグレードを上げたいのであといくら予算を見ておいたほうが良いかがまったく分かりません。
見積もりの金額に一喜一憂するのではなく、必ず、総予算の観点で見る事を意識するだけで、資金の不安がかなり解消します。
いくらかかっていくのかが分からない。こうなるとすごく不安ですね。
そうならないように、見積もりの内容はしっかり把握してください。
余談ですが、
昔々、うちの会社の営業で見積もりを説明しない(説明できない?)社員がおりまして、相当労力をかけて、お客様の不安を取り除いていたことがありました。
お客様にあれだけ不安や不満を与えるのは、もはや詐欺じゃないかと思ったものです。
このあたりは、営業マンを「家のアドバイザー」として見れるかどうかにも関わってきますね。
余談でした。
長くなりましたが、もう一度言います。
会社を決める際は
会社(人)、プラン(設計者)、金額。
この3つを大切にしてください。
次回はいよいよ建物の契約です。
契約時にチェックしておきたい事をまとめていますので、契約前に必ず確認してくださいね。
では。
こちらも家づくりの参考にしてください。
家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。
→土地探しから始める人のための、失敗しない土地の購入方法【絶対保存版】
→家を建てる前に必ず知っておきたい理想の家を建てる方法【絶対保存版】
建築士が教える今日の問題解決
住宅会社を決めるポイントが分からない
- 会社の姿勢と家のアドバイザーとして営業マンが信用できるかどうか。
- じっくり話を聞いてくれて、理想を形にしてくれる設計力があるかどうか。
- お金に対してしっかり説明してくれる会社かどうか。
- この3つをクリアしている会社であれば、家をつくるパートナーに決めて大丈夫です。