コンペ形式で工務店を選ぶのは止めた方がいい3つの理由

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「コンペ形式で工務店を選ぶ仕組みが気になるんですが、家を建てるのにコンペってどうなんでしょうか?」

読者さんからこのような質問をもらいました。

 

確かにコンペ会社を通して工務店を選ぶ仕組みがありますね。

結論から言うと、コンペ形式で工務店を選ぶのはおすすめしません。

一見すると家を建てる人にメリットが多そうなコンペ形式ですが、どこに問題があるのでしょうか。

詳しく見ていきましょう。

 

コンペの流れ

まずはコンペ形式で家を建てる場合の流れを見てみましょう。

コンペの流れは次のような感じになります。

 

まず家を建てたい人がコンペを主催している会社へ行き、そこで興味のある工務店や住宅会社を何社か選びます。

次に、そこで選ばれた数社にコンペの内容と参加依頼がコンペ会社より連絡が入り、参加を承諾した工務店や住宅会社がコンペに参加することになります。

そしてコンペ主催会社の立ち会いの元、ヒアリングとプレゼンを行い、最終的に1社が選ばれ、その会社で家づくりを行うという流れになります。

 

私の会社も何度か参加したことがありますが、このコンペ形式は私たち工務店の人間からするとまぁ評判が悪いです。

もう2度と参加することは無いでしょう。

それではその理由を見ていきましょう。

工務店のやる気が低い

家を建てる人にとっては、コンペ形式だと何社かの提案を一度に受ける事ができるので確かにメリットはあります。

でも、わざわざコンペ形式にしなくても、気になる会社を個別に回って提案を受けた方が間違いなくメリットが大きくなります。

 

その理由は明確です。

コンペの場合スタートの段階からコンペ会社をとおして何社かを天秤にかけているので、工務店のやる気自体高い訳ではないからです。

なかには「コンペに参加する会社が少ないから何とか参加を」とか、「お施主さんが御社に強く興味があるので何とか参加を」とお願いされて渋々コンペに参加なんてこともあります。(この時点でコンペの質が分かると思います)

 

でも、魅力を感じてくれたのならコンペでなくていいですよね。

競合があっても当然いいので、会社に来て家や話を聞き、それでも家を建てたいから間取りを出して欲しいというお施主さんの方が、工務店にとってもはるかにやる気がでます。

「あなたの会社で家を建てたい」っていうのが分かる方が、テンションも上がりますし、つくる方も最高の物を出そうと思うのが普通ですよね。

また、最初から天秤にかけられているのが分かるコンペに力を入れるほど工務店は暇ではありません。(集客にコンペを任せている工務店や、よほど暇な工務店は別だと思いますが)

そんなコンペに時間をかけるなら、自分たちの会社にわざわざ来てくれるお施主さんに力を注ぐのが普通です。

このように、コンペに参加する工務店の意欲は高くありませんし、忙しく売れている工務店ほど力を入れる時間はありません。

 

その結果、集客をコンペに任せていてコンペを取らないといけない会社だけが選ばれ続けるという、コンペの意味があるのかっていう事も普通に起こります。

皆やる気があればいいんですが、温度に差がありすぎるんですね。

コンペに立ち会う建築士は誰の味方?

コンペの場合、基本的にはコンペ会社の人間と建築士もヒアリングやプレゼンに立ち会います。

「建築士のアドバイスがあるから安心ですよ」という訳ですね。

でも、建築士が立ち会ってもあまり意味がありません。大した事を言う訳でもなく、ただ座ってたまにコメントするだけです。

第一、コンペ形式だと参加する住宅会社がいないと成り立たないので、家を建てる人の味方というよりも住宅会社と摩擦を起さない方が重要となってきます。

こんな感じなので、建築士が同席してもあまり意味がないんですね。

コンペは割高

コンペを行うと、プランや金額から工務店や住宅会社を選べるので安くて良い家ができそうに感じますが、そんな事はありません。

コンペで家を建てると逆に割高になってしまうんです。

さきほど、コンペ会社の人間や建築士が打合せに立ち会うとお伝えしましたが、その人達の人件費はどこから来ているのでしょうか?

言わなくても分かりますよね。

コンペをする事で、わざわざ高い物を選ぶことになってしまいます。

コンペの例外

今回は工務店や住宅会社のコンペについての話をしましたが、例外として建築家のコンペの場合は「有り」なのかなと思います。

個人でやってるような建築家はお客さんを集める手段も限られますし、何より学生時代からコンペという方式になれています。そのコンペで勝ち抜く事に魅力を感じる人がいるのもまた事実です。

家を建てる人にとっても、建築家情報を手に入れるのは工務店や住宅会社の情報を手に入れるよりずっと難しいですし、建築家に依頼する人は何よりアイデアや個性を求める人が多いので、建築家と出会う場としてや相性を見る場としてコンペは有効といえます。

 

コンペで家を建てるなら、工務店や住宅会社向けではなく、建築家向けのコンペを選ぶのがポイントという訳ですね。

まとめ

今回はコンペで家を建てることをテーマにお伝えしてきました。

今回も言いたい放題言いましたが、私(私の周り含む)はコンペ会社を通じて家を建てるのはおすすめしません。

おもな理由はご説明したとおりですね。

 

もちろん、ビジネスライクにドライに住宅会社を選ぶのであればコンペという方法もありだと思いますが、ドライな打合せで良い家ができると思えないんですよね。

皆さんはどうでしょうか?

では。

 

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今日の問題解決

工務店向けコンペをおすすめしない理由って何?

  • 工務店にやる気が低い。
  • コンペに立ち会う建築士は施主の味方ではない。
  • コンペをすると割高になる。