LCCM住宅 国が目指す理想の家とは

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こんにちは、O型建築士です。

皆さんは、LCCM住宅という言葉を聞いた事がありますか?

LCCM住宅とは、簡単にいうと国として目指している未来の住宅のことです。

このLCCM住宅のことを知ることで、日本の家の未来の姿と、これからどんな家を建てた方がいいのかが分かってきます。

それではLCCM住宅、どうぞご覧ください。

LCCM住宅って何?

家を建てたい 田中さん
こんにちは。今日はLCCM住宅というのを教えてください。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
あら、えらく難しい言葉知ってるじゃないの。
家を建てたい 田中さん
ボクだって難しい言葉くらい知ってますよ。
家を建てたい 田中さん
LCCMを喜瀬川さんに聞けって言われたなんて言えないです。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
まぁいいわ。LCCMっていうのは Life  Cycle  Carbon  Minus(ライフサイクルカーボンマイナス)の略の事よ
家を建てたい 田中さん
何ですか?そのライフサイクル・・・?
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
ライフサイクルカーボンマイナスは、「ライフサイクル」と「カーボンマイナス」に分けると分かりやすいわ
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
まず、ライフスタイルっていうのは家の一生だと考えればいいわね
家を建てたい 田中さん
家の一生っていうと・・、家を建ててから壊すまでですか?
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
そうよ。家を建ててから、その家に住んで、最後に取り壊すまでのことね
家を建てたい 田中さん
なるほど。そしたらカーボンマイナスって何ですか?
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
カーボンマイナスは、二酸化炭素がマイナスって意味ね。
家を建てたい 田中さん
ほうほう。そしたらライフサイクルとカーボンマイナスをつなげると・・
家を建てたい 田中さん
家の一生で二酸化炭素がマイナス。どういう意味ですか?
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
LCCM住宅をすごく簡単に言うと、家を建てたら二酸化炭素が減る住宅ってことね
家を建てたい 田中さん
何ですかそれ!めちゃくちゃ環境にいい住宅じゃないですか!!家を建てれば建てる程、二酸化炭素が減っていくじゃないですか!!
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
そうね。だから国としてLCCM住宅を目指しているのよ
家を建てたい 田中さん
でも、どうして二酸化炭素がマイナスになるんですか?
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
家でエネルギーを造り出すからよ。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
家を造ってから壊すまでに発生する二酸化炭素よりも、家が創り出すエネルギーで抑制できる二酸化炭素の量の方が多いってことね。
家を建てたい 田中さん
ひや〜。LCCM住宅ってすごい家なんですね。遠い未来の話みたいです。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
日本にLCCM住宅はもうあるわよ。
家を建てたい 田中さん
えっ、日本にあるんですか!?
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
正確には国がやってるLCCM住宅の実験棟と言った方がいいわね。茨城県のつくばのに建ってるの。これがその家よ。
LCCM外観
LCCM外観2
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
LCCMの実験棟としていろんな数値を測定しているわ。その他にも住宅会社に向けての見学説明会も定期的に行われているのよ。
家を建てたい 田中さん
へぇ〜。この家はどんな家なんですか?
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
まず、エネルギーを創らないといけないから、沢山の省エネ設備がついているわね。
エコ設備
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
他には家の中の空気を動かすために北側に小さな窓が沢山ついているわ。
北側の窓
家を建てたい 田中さん
へ〜、家の中はどうなっているんですか?
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
日の光や熱ををコントロールするために、ルーバーやスリットが多用されているの。
LCCM床

 

LCCMの中
家を建てたい 田中さん
何かすごそうですね。この家を増やせば日本にLCCM住宅が増えるんじゃないですか?
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
LCCM住宅普及のためには、問題もまだたくさんあるわ。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
まず、評価方法がまだ確立されていないの。どこでどれくらい二酸化炭素が発生するのか基準ができないと、LCCM住宅かどうかも分からないでしょ。
家を建てたい 田中さん
確かにそうですね。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
特に家を建てる時の二酸化炭素をどう計算するかは難しいわね。木造の家と鉄骨造の家でも違うし、同じ木造の家でも使う材料によって二酸化炭素の量に違いが出てくるの。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
この写真を見てちょうだい。
浮いた土台
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
これはつくばのLCCM住宅の基礎の部分よ。
家を建てたい 田中さん
一部が宙に浮いてますね。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
基礎を造るのに二酸化炭素が沢山出るから、基礎を減らした構造にしているの。
家を建てたい 田中さん
なんか地震に弱そうですね。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
そうね。二酸化炭素を減らす事を重視したからこんな基礎になっているけど、現実的な基礎ではないわね。二酸化炭素を減らすのも重要だけど、地震で人命を守ってくれる家にするのも大切な事。この2つを両立するには、まだ至っていない訳ね。
家を建てたい 田中さん
あんまりお金がかかりすぎても、ボク建てられません。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
そういう事ね。だから、LCCM住宅はまだまだ改善していかなきゃいけない事が沢山あるの。
家を建てたい 田中さん
なるほど。だからLCCM住宅は未来の家なんですね。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
LCCM住宅は未来の話だけど、これからは家の性能が求められる時代にどんどんなっていくわ。国がLCCMを目指しているって事は、家の性能についてどんどん厳しくなっていくって事ね。いつかは国がLCCMを義務化する日もくるかも知れないわ。
家を建てたい 田中さん
う〜ん。ボク、これからどんな家を建てればいいか教えてください!
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
エネルギー効率の高い家を目指すといいわね。二酸化炭素はマイナスにならなくても、断熱性能の高い家にしておけばLCCM住宅に近づけることができるわ。将来の価値が落ちにくい家と言えるわね。
家を建てたい 田中さん
ボク、断熱性能の高い家を建てられるようにがんばります!

まとめ

LCCM住宅いかがでしたでしょうか。まだ先の未来の話ではありますが、国をあげて省エネ住宅を目指している事が分かりますね。これから家を建てるなら性能の高い家。これが必須となってきます。

反対に、性能の低い家は家の価値がどんどん落ちていく。この傾向が鮮明になっていくと考えられます。

性能の高い家はメリットが沢山ありますが、一番は温度が安定して快適に生活する事ができることです。皆さんもぜひ、快適な家を建ててくださいね。

では。

 

家の性能についてはこちらも参考にしてください。

→家をつくる!そんな時ぜひ覚えて欲しい性能の重要なお話

家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。

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今日の問題解決

LCCM住宅ってどんな家?

  • LCCMとはライフサイクルカーボンマイナスの略。
  • LCCM住宅とは家を建てる事で、二酸化炭素を減らす事ができる家。
  • LCCM住宅は国が目指している理想の家の姿。
  • LCCM住宅の普及には、今はまだ課題が多いが、これからの家には性能の家が求められるようになる。