旗竿地を検討するなら必ず知っておきたい旗竿地が合う人と合わない人

「旗竿地を購入するかどうか迷っています。旗竿地を購入するときのポイントがあれば教えてもらえないでしょうか」

読者さんからこのような質問を頂きました。

確かに土地を購入する時って、本当にこの土地でいいのかどうか悩みますよね。

特に旗竿地というのは特殊な土地なので尚更です。

 

そこで今回は、旗竿地が合っている人、合っていない人という視点で、旗竿地を購入して大丈夫かどうかを見ていきましょう。

土地探しをする方はぜひご覧ください。

旗竿地ってなに?

旗竿地

Photo:http://www.zaus-co.com/produce/architect/nakama.html

まずはじめに、旗竿地とはどういう土地か見てみましょう。

旗竿地とは、その名の通り土地の形が旗の形をした土地のことを言います。

道路から細長い通路を通って、家へ入っていくようになるんですね。

通路部分が竿、家を建てる部分が旗の形になっているので旗竿地と呼ばれています。

こんな感じの土地ですね。

 

旗竿地は別名で「敷地延長」や「敷延(しきえん)の土地」と言われます。

旗竿地は都市部や街中で多く見かけますが、住宅地や郊外の土地でも旗竿地を見かけることがあります。

 

では、どうして旗竿地のような土地ができるんでしょうか。

 

旗竿地のような土地が何故生まれるかというと、土地を家が建てやすいように細切れにするからです。

例えば、100坪ほどの広い土地があるとします。

100坪で販売できれば問題ありませんが、街中で100坪の土地というと結構な金額がするので買える人はそうそういませんし、街中では30坪前後の家を建てる人が多いので、100坪もの土地は必要ないんですね。

その結果、そのままでは売れないので土地を分割して手頃な大きさの2つの土地にしてしまって売り出すという方法を取るようになります。

 

じゃあ単純に土地を半分にしようとすると、間口の狭い細長い土地が2つになってしまうこともあります。

こんな感じですね。

間口が狭いと建てられる家に制限が出てくることもあり、土地を売るのに不利になることがあるので、間口の狭い土地はできるだけ作らないようにするのが一般的です。

間口(まぐち)って何?間口によって建てる家は変わってきます

【おもしろ物件】すごい形の土地に建つ家

 

上記のような場合に、一方を60坪の旗竿地に、もう一つを40坪の整形地というように土地を分割するんですね。

こんな感じになります。

こうして旗竿地が完成するんですね。

 

旗竿地は敷地の形が整形地よりも複雑になるので、一般的には坪単価は安く販売されるようになります。

そのため都市部や街中で土地を探している人にとっては、旗竿地は割安で土地を手に入れる事ができるので、魅力的な選択肢となってくるんですね。

 

では、このように特殊な土地となる旗竿地が合う人とはどういう人なんでしょうか?

旗竿地が合う人と合わない人について見てみましょう。

2階リビングが好きかどうか

2階リビング

旗竿地として販売されている土地の場合、四方が家に囲まれている事がほとんどです。

旗竿地の隣に空いている土地があっても、大抵が旗竿地にするために分割した土地なので、土地が売れれば家が建ってしまいます。

このように旗竿地は四方を家で囲まれてしまうため、日当りという点ではかなり不利な条件の土地と言えるんですね。

 

ただ、旗竿地が日当りに不利な条件だからといって、ただ指をくわえて暗い住み心地のよくない家をつくる訳にはいきません。

不利な条件でも、どうにかして明るく快適な家にしたいですね。

そこで出てくる選択肢が、2階リビングにするという方法です。

【保存版】2階リビングまとめ

 

2階リビングはその名の通り、2階にリビングをもっていく家のことです。

リビングが2階にあるので、歳をとった時に不安を感じるなどのデメリットもありますが、何と言っても明るいリビングになりやすいという大きなメリットがあります。

そして、四方が家に囲まれて日当りが悪くなりやすい旗竿地は、このリビングが明るくなる2階リビングととても相性が良いんですね。

 

逆を言えば、旗竿地でリビングを1階にすると、ほとんどの場合で真っ暗なリビングの家になってしまいます。

お隣の家が近いと吹抜けもそんなに効果が出ないので、ほぼ光の入らないリビングになってしまうんですね。

吹抜けのメリットとデメリットをご紹介します。

 

光の入らないリビングというのはかなりキツいものです。

一日中電気をつけないと明るくならないので、気分も暗くなりがちです。

それなら何のために家を建てたのか分からないですね。

 

旗竿地で家を建てる場合、2階リビングが好きかどうか。

ここが1つめのポイントになってきます。

旗竿地と2階リビング 例外

旗竿地で2階リビングにしない場合の例外として、敷地の広い旗竿地が挙げられます。

旗竿地で周りが家に囲まれていたとしても、敷地が広ければ庭も取れますし1階リビングでも明るいリビングにすることは可能となってくるんですね。

郊外の旗竿地であれば、このような広い旗竿地がたまにあるので、2階リビングが苦手な方でも旗竿地を候補に入れても大丈夫です。

車や自転車が多くあるかどうか

車の駐車

旗竿地の場合、普通は家の通路部分に車を止めるようになります。

当たり前といえば当たり前ですが、これは旗竿地の購入を検討する場合の大きなポイントとなってきます。

 

法律上、旗竿地の通路部分は2m以上道路に接していれば家を建てることができます。

ただ、2mだと車を入れるのは至難の業なので、通路部分は2.5mから3mくらいになっている旗竿地が多く見られます。

 

2.5mというと、車を端に寄せて駐車して、残った部分を人ひとりが何とか歩けるかといった感じですね。

旗竿地の通路部分が3mになると人が歩く部分が1mほど取れるようになるので、問題なく人が歩けるようになります。

そのため、旗竿地の通路部分は最低でも3mくらいあるといいですね。

 

これ以上狭いと車の駐車も難しくなるので、車の運転レベルと全面道路の広さをあらかじめ考慮しておくのが重要になります。

 

では、旗竿地の通路部分が3mあれば十分かと言うと、そう簡単な話でもありません。

まず、車が2台だと必ず縦列駐車となります。

そのため、1台は休日用、もう1台は日常使いという感じならそこまで手間ではありませんが、常に2台使い続ける場合は1台を外に出してからもう1台を出す必要が出てくるので、かなり面倒となってくるんですね。

家を建てるなら知っておきたい車の駐車方法

 

また、意外に忘れがちですが、旗竿地で注意したいのが自転車です。

旗竿地の場合、自転車は車の出し入れの邪魔にならないように通路を通って玄関の近くに止めるのが一般的です。

そのため、通路の幅が狭いと自転車が車を擦ってしまうなんてことも・・。

お子さんが小さかったり、自転車の台数が多ければ多いほど、その危険性は高くなります。

車を止めて1mほどのスペースがあったとしても、自転車を動かしながらだと意外に狭く感じてしまうんですね。

買い物帰りなど、荷物が多ければ多いほどより不安定になるので注意が必要です。

 

旗竿地を購入する場合、通路部分はどれだけの幅があるのか。

また、何台の車を置いてどれだけ頻繁に乗るのかどうかや自転車を何台置くのかも重要なポイントになってきます。

旗竿地と車と自転車 例外

旗竿地で悩ましいのが、先ほどご紹介した車と自転車の関係です。

ただ、旗竿地は都市部や街中に多く、移動は公共交通機関やカーシェアなどでいいので車や自転車を所有しない。

もしくは、車か自転車どちらかしか所有しないという場合も考えられます。

 

そのような場合、旗竿地での悩ましい大きな問題が無くなるので、旗竿地を購入するハードルは一気に低くなると言えます。

外観にこだわりたいかどうか

家の外観

旗竿地で家を建てる場合、通路の先に家を建てるので、道路から家の外観はほとんど見えなくなります。

見えて玄関部分という感じなんですね。

そのため外観にかなりこだわりたいと思っても外からは少ししか見えず、宝の持ち腐れになってしまうことがほとんどです。

旗竿地の家というのは外観をこだわるのには向いてないんですね。

 

外観にこだわる場合は旗竿地を選ぶのでなく、他の土地を選ぶ方が効果的です。

新築の家を建てるなら気をつけたい外観の話

 

旗竿地と外観 例外

旗竿地は外観をかなりこだわるには向いていませんが、旗竿地の家をカッコ良くする方法はあります。

それは、竿にあたる通路部分と、家の玄関部分にこだわるという方法です。

逆に言えば、この2点を抑えておけば結構見栄えの良い家になるので、あまり予算をかけずに見た目を良くしたいという人には旗竿地は向いていると言えます。

 

通路部分は「外構」、玄関部分は「外構+外観の見え方」に力を入れるという訳ですね。

家部分はあまり見えないので、どちらかというと旗竿地は外構が見た目のポイントになってくると言えます。

外構のデザインで家の外観は驚くほど変わる

まとめ

今回は旗竿地に合っている人、合わないひとについて見てきました。

旗竿地は金銭的なメリットも大きいですが、その他のデメリットも大きい土地と言えます。

 

1番避けたいのは、旗竿地が合わないのに旗竿地を購入してしまう事。

反対に、旗竿地に合うのであれば、土地の購入の選択肢は大きく広げることができるんですね。

 

土地探しをされている方は、あなたが旗竿地に合っているのかどうか。

ここをしっかり押さえれば、土地を購入する際の失敗を少なくすることができます。

土地は一度購入してしまうと、あとでまた買い直すというのが難しいという特徴があります。

ぜひ、あなたに合った土地を手に入れて、安心して家づくりをしてくださいね。

では。

 

旗竿地についてはこちらもご覧ください。

旗竿地って何?旗竿地を買う前に注意したい3つのポイント

旗竿地のメリットとデメリットと旗竿地に良い家を建てる方法

家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。

まるで教科書!理想の家をつくる方法【絶対保存版】

土地探しから始める人のための、失敗しない土地の購入方法【絶対保存版】

今日の問題解決

旗竿地に合っている人、合わない人ってどんな人?

  • 2階リビングが有りなのかどうかを考えてみる。
  • 車や自転車のことについて考えてみる。
  • 家の外観について考えてみる。