食器洗い乾燥機を入れるなら知っておきたい食洗機の主な特徴

家づくり中のみなさま、こんにちは。ed-commons(江戸小紋)小林です。

 

キッチンの打ち合わせをしていると、多くのお客様から「食器洗い乾燥機を導入しようか迷っている」というお声をいただきます。

確かに、家を建てる時は食洗機も入れてみる良い機会ではありますが、それまで食洗機を使っていなければ、食洗機の使い勝手はよく分からないですよね。

そこで「今まで使ったことがないから使い勝手がわからない」という方に向けて、本日は食器洗い乾燥機について学んでいきましょう。

食器洗い乾燥機の主な特徴

食器洗い乾燥機は、カゴの下にあるノズルが回転しながらお湯を噴射して汚れを落とします。

洗浄→すすぎ(水&高温)→乾燥という工程で食器を洗浄していくんですね。

1回の洗浄から乾燥までの時間はだいたい1時間半〜2時間弱。

タイマーもついていますので、夕飯を食べ終わって食洗機に食器をセットし、タイマーをオンしてお休みになれば、翌朝清潔な食器がご利用いただくことも可能です。

 

新築のご家庭だと、システムキッチンの中に組み込むビルトイン食器洗い乾燥機が主流になります。

引き出しの上から食器を出し入れするスライドオープンタイプと、ラックのように横や上から出し入れできるフロントオープンタイプがあります。

 

それではまず最初に、食器洗い乾燥機の主な特徴について学んでいきましょう。

 

サイズが選択可能

多くの国産メーカーでは、食器洗い乾燥機は浅型と深型の2種類を用意しています。

その違いは容量の差で、浅型は約35〜40点ほどの食器、深型は約44〜50点ほどの食器が一度に入ります。

また、洗える食器の寸法も違い、浅型だと直径26cm以下のお皿が数枚洗浄でき、深型だと30cm以下のお皿が数枚洗浄可、といったようにそれぞれ洗えるお皿のサイズや枚数が異なります。

 

深型の場合、お鍋など底の深い調理機器も洗える場合もありますので、気に入った食器洗い乾燥機がどの程度のスペックを持つのかを調べることと同時に、我が家では一回の食事にどのくらいのサイズのお皿を何枚洗うのかも確認しておきたいですね。

 

節水

食器洗い乾燥機は、庫内にためた少量のお湯や水を循環させて食器類を洗浄します。

このため、従来の手で洗うやり方よりも圧倒的に節水効果があります。

一般的には手洗いで食器を洗う場合の約1/6の水量で食器が洗えるとされています。

節水機能は、特に水道料金が高い地域だとさらに効果的です。

 

経費節約

食器を洗う時にお湯を使いますが、このお湯も電気やガスを使用していますよね。

食器洗い乾燥機で洗うと、目安として水道代や電気代を含めて年間約2万円弱節約できるようになります。

食器洗い乾燥機がエコと言われているのは、水道水だけでなく経費も節約できるからなんですね。

 

効果

食洗機を検討される方から、「手で洗ったほうがきれいなんじゃないの?」とよく聞かれますが、食器洗い乾燥機は約70度のお湯で洗浄し、約80度の高音のお湯でゆすぎます。

人が触れない高温度のお湯で洗浄しているため、油汚れもスッキリ。

メーカーやグレードによってはプラズマクラスターや重曹洗浄機能がついていたり、除菌ミスト機能がついているので、正しいセットを行って洗うと手で洗うよりもキレイな仕上がりが期待できます。

 

食器洗い機乾燥機で洗えないもの

これまで見てきたように簡単便利な食器洗い乾燥機ですが、なかには洗えない食器もあります。

それでは次に、食洗機で洗う事のできない物について見てみましょう。

 

クリスタルガラスの食器

クリスタルでできた食器は食洗機で洗う事はできないので注意が必要です。

クリスタルガラスを食器洗い乾燥機で洗うと、白くくもってしまうんですね。

 

銀、アルミ、錫、銅、鉄製の調理器具や食器

これらの素材は専用洗剤の成分で、酸化して変色してしまいます。

特に鉄製の食器や調理器具は錆びる場合があるので気をつけてくださいね。

 

木製まな板

まな板など、包丁でできた表面の傷があるものは、傷の奥まで洗浄することができません。

そのため、手で洗うようにした方が無難です。

 

上絵や金彩・銀彩などのある陶磁器や漆器

高温洗浄でせっかくの高価な表面加工が変色したり破損することがあります。

繊細な装飾をほどこしている食器はやはり手で洗っておきたいですね。

 

金銀メッキの食器

こちらもメッキがはがれてしまいますので、食洗機で洗うのは避けたいですね。

 

口の狭いもの

徳利など口の狭いものは、中まで洗浄が届かず汚れが落ちにくくなってしまいます。

 

耐熱性のないもの(樹脂製)

食洗機は手で洗えないような高温で洗浄します。

そのため耐熱表示のない樹脂製の食器類や調理機器は、変形や変色を起こすことがあるので注意が必要です。

 

食器洗い乾燥機を使う時の注意点

さて、ここまで食器洗い乾燥機の便利さや洗えないものをみてきましたが、他にも気をつけるべき注意点をご案内しますね。

 

一般の台所用洗剤は使えない

食器洗い乾燥機は専用の洗剤で洗う必要があります。

誤って普通の台所用洗剤を使うと、強い噴射で泡が大量に発生し、異常や故障の原因になってしまうんですね。

 

食洗機内にセットする前に下処理をする

しっかりと汚れを洗浄するためには、庫内にセットする前に、キッチンペーパーなどでお皿や調理器具の汚れをふき取ったり、焼け焦げやこびりつきなどの汚れをシンクの水栓で流すのがおススメ。

細かいゴマなどが付着したまま庫内にセットすると、洗浄時に汚れが他の皿に写ってしまうことがあるので、庫内にセットする一手間が必要です。

また、魚の骨やつまようじなども取り除いてから庫内にセットしたいですね。

 

残さいフィルターは運転終了後に必ず掃除する

庫内を清潔に保つためにも、運転終了後にはフィルター内にたまった汚れやごみを掃除しておく必要があります。

 

時々、空運転を行う

庫内の汚れや臭いが気になる場合は、食器を入れずに専用洗剤だけを入れて標準コースで空運転するとかなりキレイになります。

また、さらに汚れがひどい場合は、庫内クリーナーを使って掃除をしておきたいですね。

 

汚れに噴射がよく当たるよう食器類をセットする

出典:http://sumai.panasonic.jp/dishwasher/q_a/sequence.html

食器洗い乾燥機は構造がわかれば効率的なセットで食器をキレイに洗えます。

  • 下からのノズル噴射に汚れがよく当たるよう、下向きにセットする。
  • お茶碗や椀ものは、斜め下向きにセットする。
  • お皿は重ねず立てるようにセットする。
  • 汚れた面は内向きにセットする。

この辺りを考慮しながら食洗機に食器を並べたいですね。

まとめ

今まで食器洗い乾燥機を使ったことのない方も、なんとなく使い方やメリット、デメリットなどがおわかりいただけましたでしょうか。

正しく使えばキッチン仕事が楽になる食器洗い乾燥機は、システムキッチンで採用されることの多い家電です。

特に、子育てで忙しいご家庭では食洗機は手放せないという声も良く聞きます。

 

一方で、食洗機だからと言って、食器なら何でもキレイにしてくれる訳ではありません。

食洗機を入れるなら、食洗機の特徴をよく知ってから、上手く家事の時間を短縮できるようにしていきたいですね。

 

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