玄関の照明計画で気をつけたい4つの注意点

家の顔ともいうべき玄関。

お客様や家族を出迎える空間としては、清潔感があってすっきり整っている明るい空間を望まれるお客様が多いです。

そのため、玄関の照明計画を提案していると「暗いですか?」「十分明るいでしょうか?」という質問をよく伺います。

今日は、そんな玄関周りの照明計画で気をつけたいことをご紹介します。

明るさは玄関からリビングに向けて徐々に明るく

照明計画の鉄則としては、玄関から家の中に進んでいくにつれて徐々に明るくしていきリビングで最大の明るさを取るよう設計されています。

たとえば、人が集まって過ごすリビングやダイニングよりも、玄関・廊下・トイレの方が明るい家ってめったにないんですね。

 

なぜならば、エリアごとによって目的や用途が違うからです。

 

リビングでは座って長時間過ごしたり、新聞を読んだり書き物をしたりする作業をするために室内全体を明るくしますが、廊下で座って新聞を読んだりすることはないのと、リビングやダイニングに入った瞬間より明るく感じられるように、大抵は、玄関・廊下・トイレがリビングやダイニングよりも若干暗めになるよう設定されています。

一般的には、ドアの外の照明の照度は40〜60W形電球相当、玄関ホールの照明の明るさは60〜100W形電球相当が丁度いい明るさになります。

上記の数字は玄関の照明器具を選ぶ時の参考にしてくださいね。

3路スイッチの位置が近すぎないか

電気打ち合わせをする際、お家の平面図をみて打ち合わせをすることがほとんどですが、実際の距離感を把握していないと特に玄関周りのスイッチの数が増えるケースがあります。

というのは、玄関には3路スイッチといって、2箇所から入り切りできるスイッチを設けることが多く、1つは玄関ドアを開けてすぐの場所、もう1つは玄関土間をあがってリビングに近い玄関ホールの壁に設けます。

 

確認しておきたいのは、この3路スイッチの距離。

実際に玄関に立った時に両手を伸ばせばどちらも届いてしまう距離にあった場合、建ってから「こっちのスイッチはほとんどつかわないのよね・・」という代物になりかねません。

そうなると、せっかくスイッチを配置したのにもったいないだけでなく、ムダに多いスイッチはどの照明のスイッチか分からなくなりやすく、反対に邪魔になってしまうんですね。

玄関の3路スイッチは、設計の段階でスケールなどで実際の距離感を確かめておくと失敗が無いのでお勧めです。

センサーは効果的に仕掛ける

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センサーにはいくつか種類があり、外が暗くなると自動的に照明が点灯するものや、人の温度に反応して照明が点灯するものや、タイマーで定刻に照明が点灯するものなどがあります。

防犯面で注目されやすいセンサー付き照明ですが、人に反応するだけでなく色んな設定ができるんですね。

 

また、家に帰ってきた時に自動的に照明が付くよう、玄関ホールにセンサー付き照明を配置することもよくありますが、そんな時の注意点をいくつかご紹介しておきます。

あるお客様で「通路として長居はしないから」という理由で玄関ホールの照明にセンサー付き照明機具を選んだ方がいました。

点灯したら5分点灯するという設定で使っていましたが、完成後、お家の玄関で奥様がお友達とおしゃべりする時間が増え、おしゃべり中に照明機具が点灯消灯を繰り返して結局センサーを切ってしまわれました。

 

反対に点灯時間を短く設定しすぎた方もいらっしゃいます。

そうなると、靴を履いてヒモを締めている間に照明が消えてしまうなんて事が起こり、手を振ってセンサーを再度反応させるなんてことも。

センサー付きの照明は便利な反面、イレギュラーなケースには対応しにくいんですね。

 

また、好みのセンサー付き照明が無く、照明機具に別途センサーを組み合わせたいというケースもありますが、この場合、センサーが照明機具と合わずに反応しなかったというケースもあります。

センサーと照明機具を別々に購入される方は、事前にセンサーと照明機具が連動するか、保証の面からもよく確認しておきたいですね。

スイッチの個数

Photo:http://www.jimbodenki.co.jp/

「玄関収納の下に間接照明を入れたい」など、近年は間接照明で玄関をラグジュアリーな雰囲気にしたいお客様が増えてきました。

それにともない、増えてくるのが照明スイッチの数。

普段は使わないけれどお客様がきた時には間接照明もつける、とスイッチを分けるケースが多いのですが、結局玄関ホールの壁にたくさんスイッチがあるけれど、どれがどの照明のスイッチなのやらよくわからない・・と迷うお客様も多いです。

 

間接照明など照明のスイッチが多い場合は、使い勝手を考えて一つにまとめるか、スイッチの場所を変えて「どのスイッチがどの照明につながっているか」がわかる照明計画にしておきたいですね。

(間接照明を付けた時は別々にスイッチを付けると使わない確率は格段に上がるので、1つのスイッチで間接照明も付くようにしておくのがおススメです)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

効果的な照明計画でお客様や家族を出迎えるのにふさわしい、すてきな玄関をつくってみてくださいね。

 

ed-commons(江戸小紋) 小林。

 

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