プロとしての意見がない設計士、プロとして個性が強すぎる設計士

日頃相談をもらう中でやはり多いのは間取りについての相談ですが、間取りで相談をもらう根本的な原因として担当設計士が影響している事がよくあります。

その中でも多いのが、「プロとしての意見がない設計士」と「プロとして個性が強すぎる設計士」の2パターンです。

 

とはどういう設計士なのか?

家を建てるなら、できれば問題のある設計士ではなく良い設計士に対応してもらいたいですよね。

特に家は1度契約してしまうと、住宅会社を変えるのは難しくなるので、契約する前に良い設計士かどうかを見極められると安心です。

今回は要注意の設計士として、「プロとしての意見がない設計士」と「プロとして個性が強すぎる設計士」について見ていきたいと思います。

プロの意見が少ない設計士

家を建てる時の不満点としてよく挙るのが、打合せで「〇〇したい」と言ったことは対応してくれるけども、それ以上でも以下でもなく、それが良いのか、それともあまり良くないのか、もしくは他に良い方法があるのかといったアドバイスが無く、今の間取りで本当にいいのか判断がつかないというケースです。

確かに言った事は対応してくれるので大きな不満は無いですが、その一方でそのままで良いのか不安も覚えてしまいますよね。

 

お施主さんに家や建築の知識やセンスが有り、言った通りに対応してくれれば良いというのであれば何の問題もありませんが、普通は家を建てる経験というのは一生に一度あるかないかくらいの事で経験を積むというチャンスが乏しいですし、何より失敗や試行錯誤を重ねた上で間取りでやった方が良いこと、悪いことの判断がつくようになっていくので、いきなり一般の方がポンッと間取りの判断を委ねられるのは正直、酷な話です。

 

例えば、あなたが美容室に行った時に「髪型を〇〇のようにして欲しい」と伝えてその髪型のままカットされるよりも、顔の形や髪質を考慮した上で「〇〇の部分はこうした方があなたに似合いますよ」とアレンジしてくれる方が安心感を感じるのではないでしょうか?

美容室に行く目的は自分により似合う髪型をつくってもらいたいからで、要望を伝えるのはそのための手段でしか無く、より良い方法があるならアドバイスが欲しいと思うのも当然です。

伝えたそのまんまだと本当に自分に似合う髪型なのかも分からないですし、そもそもワクワク感もないですよね。

 

やはりプロに仕事を依頼するなら、言われたことをただこなすだけではなくアドバイスも欲しいですし、それ以上のプラスαもやはり期待したくなります。

 

家は金額も大きくやり直しも容易ではないため言われた通り作っていれば後でトラブルにならないと考える責任感の乏しい設計士もいますし、設計士は技術職であまり話が得意でなかったり図面を作るのが仕事と考える設計士もいるので、このようなプロとしての意見が少なくなってしまうケースが起こってしまいます。

でも、やはりそれでは物足りなく感じてしまいますし、これでいいのかという不安は消えないですよね。

 

では、反対にプロとしての意見が強い場合はどうなるのでしょうか?

次にプロの意見が強い設計士について見ていきましょう。

個性が強すぎる設計士

先ほどの意見がない設計士とは反対に、強い持論を持っている設計士もいます。

そもそも、建築士は個性が強い人が多く、経験に基づいて自分の考えをしっかり持った上で家の設計をする人というのは、頼もしくも感じます。

やはり設計士として責任を持って間取りをつくること、また間取りというのは無数に存在するので、どうしてこの間取りになったかという話くらいはできるのが当たり前なことを考えると、家に対する持論というのはやはりある程度必要になってきます。

 

その一方、自分の持論が強くなり過ぎてしまうと「〇〇はこうでないといけない」、「〇〇はこの家に合わないからいらない」といった、一種のただの独りよがりなこだわりになってしまうこともあります。

個性が強くなりすぎているんですね。

こうなってしまうと、あなたが「〇〇のような家にしたい」と言ってもできる、できないという話になり、何だか釈然となくなってしまいます。

 

先ほどのように美容室で例えると、「このような髪型にしてください」と伝えたのに、「その髪型じゃなくて、あなたに合うのはこの髪型」と決めつけられても困りますね。

かなり強い意見を押し通す設計士の場合は、よほどカリスマ性があるか、最初から全て任せるくらいの信用が無い限り、完成した家で気になる部分があったりすると、「あれだけ言ってたのに・・」とモヤモヤした部分を抱えてしまうしまうんですね。

 

家の設計士にはプロとしての意見も必要ですが、個性が強くなりすぎるとこのような弊害が起こってしまうんです。

良い設計士とは

ここまで、プロとしての意見を言わない設計士と、プロとしての持論が強すぎる設計士について見てきました。

多少、両極端な例をご紹介しましたが、これは笑い話でもなんでもなく、家の設計で不満を感じる時によく耳にする原因です。

 

家というのは完成品がポンとできあがるのではなく、人と人との対話からできあがるものなので、担当者次第でできあがる家も違いますし、家が完成したときの気持ちというのも違ってきます。

話をいくら聞いてくれても何のアドバイスも無ければ、やはりこれで本当に良かったのかという不安は残ってしまいますし、プロとしての意見が強過ぎて、要望が通らず否定されてばかりいれば、今度は誰のための家かという疑問がでてくるのも当然です。

 

これまで私が何人もの建築士を見てきた中で、良い建築士というのは、話を聞く力とプロとしての意見、この辺りのバランスがとてもよくとれている人がほとんどと言っても過言ではありません。

話をしっかり聞く事で家を建てる人の要望だけでなく、今思っている事や不安などを汲取った上で、そこにこれまでの経験からプロとして最適なアドバイスをできるからなんですね。

 

何でも胸の中に残しておいては、後で何かあった時に伝えておけばよかったと思う事があります。

一方、全て話しておけば後で後悔することは減りますし、何より全部伝えているので気持ちもスッキリします。

家づくりでは、まずはこれが大切なんですね。

その上で、適切なアドバイスを交えながら間取りを作ってくれる。

そんな設計士と会えれば家づくりも上手くいきますし、きっと楽しい家づくりになります。

 

実際、このような良い設計士はたくさんいるので、ぜひ良い設計士と出会ってくださいね。

まとめ

今回は「プロとしての意見がない設計士」、「プロとして個性が強すぎる設計士」をご紹介しました。

このどちらかの設計士が担当するケースは後で不満を感じやすいので、早めに気付いてできれば避けられるのがベストです。

 

ただ、すでに家の契約をしてしまって住宅会社を変えられない。

または、住宅会社や担当者の人柄は好きだけど、何か物足りないというケースもあります。

そんな方に向けて間取り診断も行っておりますので、間取りが気になる方はご利用下さいね。

 

家は完成してからが、新しい生活のスタートです。

逆を言えば、完成するまでは軌道修正も可能なので、最後まで良い家づくりを目指したいですね。

では。

 

間取りについてはこちらも参考にしてください。

間取りを左右する階段の位置を決めるための3つのポイント

これだけは避けたい!!間取りで失敗する黄金の法則

危険な間取りの3つの特徴。あなたの設計担当者はこんな人ではないですか?

その間取り、今の生活の不満は解消されていますか?

家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。

まるで教科書!理想の家をつくる方法【絶対保存版】

土地探しから始める人のための、失敗しない土地の購入方法【絶対保存版】

家づくりで失敗したくない!そんな方こそ、間取りが重要です。

行列ができる間取り診断