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オープンな間取りで注意しておきたい3つのこと

ひと昔前は廊下で各部屋を行き来するような造りの間取りが多くありましたが、今では廊下を無くしてオープンな造りをする家がとても増えてきました。

廊下がないので他の部屋にスペースを使うことができ、また視界も広がるので家の中が広く見えるようになるので、ムダに大きな家にするのを防ぎつつ効率の良い間取りにすることができます。

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ただ、いくらオープンな家の方が広く見えて快適と言っても、オープンだからこそ逆に困ってしまうこともあります。

今回は、そんなオープンな家にする時の注意点について見てみましょう。

オープンな間取りの失敗例

オープンな間取りの失敗例で多いのが、オープンにつくり過ぎて家の中が丸見えという声です。

玄関ドアを開けたら家の中が全部丸見えという訳ですね。

 

間取りの段階ではそこまで気付かなかったけども、実際に住んでみるとオープンすぎて落ち着かないというケースをよく見かけます。

家族だけであれば丸見えでも問題ありませんが、やはり来客があった時に家の中が丸見えというのは抵抗がある方が多いんですね。

 

例えば休日だからと、ちょっとだらし無いカッコで家の中でゴロゴロしていたとしても、急に来客があればちょっとその姿では恥ずかしい・・。

そのため1度寝室に避難するなんて声も聞きます。

 

来客以外でも、宅配便が来れば玄関ドアを開けるので家の中が丸見えになって気になる場合がありますし、オープンな分だけ常にある程度の緊張感を持つ必要がでてくるんですね。

 

特に食事をしているところというのは人に見られてうれしい場所ではないので、ダイニングが玄関に近くて丸見えと言うのは大きなストレスになってしまう原因となってしまいます。

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そのためいくらオープンな間取りと言っても、やはり玄関とLDKくらいは分けられるようになっているといいですね。

そこまでガチガチに分けなくても、引き戸でオープンにできるようにしておけば、日頃は引き戸を開けておいて、来客時だけ閉めるというような使い分けができるようになります。

オープンな間取りだけども、必要な時は区切れるようにしておくとフレキシブルに対応しやすいんですね。

 

また、たまに玄関に入ると大きな土間があり、そのまま土間がLDKの一部になっているような間取りを見かけることもあります。

このような間取りの場合、見た目はとてもカッコいいのですが、気をつけたいのが冬の寒さ。

土間は家の中でも寒さを引っ張ってきやすい部分なので、家の性能が低かったり対策を取っておかないと、冬場はエアコンが常にフルパワーでも寒くて仕方がないなんてことも。

これでは快適な生活は送れなくなってしまいますね。

住んでから気付いたとなってしまうと最悪です。

 

そのためオープンな間取りで広い土間がある場合は、土間に床暖房を入れたり全館空調を行うなどの対策をあらかじめ取っておきたいですね。

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では次に、2階がオープンな場合について見てみましょう。

 

2階をオープンな間取りにする場合、寝室や子供部屋で区切るのではなく壁がほとんど無いスケルトンのような空間にする場合が多くあります。

このように各部屋を区切らない場合、将来のスタイルに合わせて自由に間仕切ることができるというのが一番のメリットになります。

 

一方、オープンすぎると1階の音が丸聞こえになってしまったり、家族で寝る時間が違うと人が行き来する時の照明が眩しく感じられてしまうことも。

あまりにオープンな間取りにしてしまうと、自分の行動が家族に与える影響が大きくなってしまうんですね。

そのため、フレキシブルに対応できるオープンな間取りにする場合でも、寝室として使える部屋を一部屋ぐらいを用意しておくと、かなり重宝することができます。

まとめ

今回はオープンな間取りにする時に注意したいポイントを見てきました。

今はオープンな間取りを目指すことが主流で、この流れはしばらく続くことが考えられます。

それだけ限られたスペースを有効活用するような空間が好まれるようになったのですが、オープンな分だけパブリックなスペースとプライベートなスペースは曖昧になっていきます。

 

そのためオープンな間取りにする場合は、どこまでオープンな間取りがあなたの許容範囲なのか。

また、あなただけでなく、家族はどれくらいまでオープンならストレスを感じないのか。

この2つを予め把握しておくことで、あとでオープンな間取りにしすぎて失敗することを防ぎ、程よい距離感の間取りをつくることができるようになるんですね。

 

オープンな間取りというのは、あくまで家の間取りを造る手法なのでメリットもデメリットもあります。

そのメリットとデメリットをしっかり把握した上で、あなたに合った最適なオープン具合にするのが重要なんですね。

では。

 

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オープンな間取りで注意する事って何?

  • オープンな間取りは家が広く見える分、家の中が丸見えになりやすい。
  • 玄関土間がオープンに繋がっていると、冬は寒くなりやすいので対策が必要。
  • 個室がオープンな場合、寝ている人を起さないよう夜の照明に気をつける。
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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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