「感動する家づくりを・・・」住宅会社の経営理念って信用できるの?

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『工務店に行ったところ、「お客様が感動する家づくり・・・」というような経営理念を持っている会社ですと説明されたのですが、本当にそのような家づくりをしてくれるのでしょうか?話を聞くと期待してしまいますが、口だけであとでガッカリするということもあるのでしょうか?』

読者さんからこのような質問をもらいました。

なかなか鋭いところを突いた質問ですね。

 

今回は、住宅会社が言う経営理念に沿った家づくりを本当にしてくれるのか、そしてそんな家を本当に建ててくれるのかどうかについて検証してみたいと思います。

これから工務店探しをされる方や、家づくり中の方はぜひご覧ください。

経営理念て何?

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まず経営理念とは何なのでしょうか?

一般に経営理念とは、企業の活動方針の基となる考え方の事を言います。

あなたがお努めの会社にも経営理念があるのではないでしょうか。

 

会社の中には経営理念を貼り出していたり、朝礼のときに唱和する会社なんかもありますし、新人研修で経営理念を暗記義務づける会社もあります。

 

なぜこのような事をするかと言うと、経営理念が社員の行動指針になるからです。

理念を基に、行動するという訳ですね。

 

ですので、たとえば

「お客様が感動する家づくりをする」

という経営理念があれば、「お客さんを家づくりで感動させるためにどうすればいいのか」という事を常に頭で意識しながら家づくりを行うということですね。

 

このように経営理念は会社にとって社員が同じ方法を向いて仕事をしていくために大切なものです。

住宅業界、特にリフォームなんかは金額以外に差別化するのは難しいので、経営理念をしっかり説明した方が成約率が上がる傾向にあります。(競合によく負けるリフォーム会社さんは、会社説明に力を入れてみてください)

 

では、理念の説明をするのは良いですが、果たして本当に経営理念にのっとった活動をしているのでしょうか?

住宅業界の現状について見ていきましょう。

経営理念って実践されてるの?

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まず最初に結論から書きます。

私が多くの住宅会社や工務店を見た中で、経営理念に基づいて家づくりをしていると思える会社はかなり少ないです。

具体的には2割くらいでしょうか。

 

なぜなのか?

 

大きな理由は2つあります。

その理由を詳しく見ていきましょう。

トップが理念を実践してない

先ほど、会社に経営理念が会社に貼っていたり、理念の唱和をしている会社も多くあると書きましたが、実はそんなものでは経営理念は浸透しません。

口で言ってるだけで行動が伴ってこないんですね。

 

では、どうすれば経営理念が浸透するのでしょうか?

 

それには、会社のトップである社長が地道に理念を実践していくことが必要になってきます。

 

例えば、やる気に溢れた新入社員が入社したとします。

新人研修で理念を覚えて、朝礼で経営理念の唱和もしているので、経営理念に沿ってお客さんに感動する家づくりをしてもらおうと思って仕事に励みます。

お客さんに感動してもらおうとイロイロ考えていると、次第にまわりとの温度差を感じるようになってきました。

なぜでしょうか?

理由は経営理念が名ばかりとなっているので、上司や社長にしてみれば「何をやってるんだ?そんなことより契約とってこい」という事になってしまうんですね。

次第に、その新人君は周りに合わせた仕事をするようになってしまいます。

 

経営理念は口先だけで言っていても、誰も実践しません。

会社のトップやNo.2、さらには幹部といった人が実践しない限り、会社の空気はまず変わらないんですね。

経営理念を実践する空気をいかにしてつくるか。

これが重要なんですね。

 

私が見てきた工務店で経営理念が浸透している会社は、例外無く会社のトップの方が経営理念を実践しています。

 

理念が分かりにくい

先ほど書いた「お客様が感動する家づくり」くらいの誰でも分かりやすい経営理念なら良いですが、長くて難しい言葉を使った経営理念も多くあります。

場合によっては、何を言っているのか良く説明してもらわなければ分からない物も。

ただでさえ経営理念は浸透しづらいのに、より難しくしてるんですね。

(そうなると、より理解力の高い人材を集める必要があります)

 

ではここで、すぐれた経営理念で有名な会社を1社ご紹介します。

その1つがgoogleです。

少し長いですが、googleの理念を引用しますね。

1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

2.1つのことをとことん極めて上手くやるのが1番。

3.遅いより早い方がいい。

4.ウェブでも民主主義は機能する。

5.情報を探したくなるのは、パソコンの前にいる時だけではない。

6.悪事を働かなくてもお金は稼げる。

7.世の中にはまだまだ情報があふれている。

8.情報のニーズはすべての国境を越える。

9.スーツがなくても真剣に仕事はできる。

10.「すばらしい」では足りない。

出典:http://www.google.co.jp/about/company/philosophy/

いかがですか?

分かりやすいですよね。

 

さらには経営理念によくある「命令」という形ではなく「アドバイス」のような形になっています。

例えば3の「遅いより早い方がいい」なんかは物事の核心を突いていますね。

「お客様のためにいち早く行動し・・」なんて書かれるよりも、よっぽど頭に残りますし、色んなことに応用が利きます。

 

命令ではなく、社員が理念を基に自分で考えて行動する自主性を尊重することで、より高い効果を生み出すという訳ですね。

経営理念を実践しているか分かる方法

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これまで住宅会社の経営理念に対してイロイロと書いてきましたが、住宅会社が理念を実践しているかどうか簡単に分かる方法が2つあります。

 

1つは社長と会って話をしてみる事です。

本当に信用できそうな会社なのか。

理念を実践しているのか、それとも口先だけなのか。

社長と話すことで、会社のことはかなり分かるようになります。

(工務店の社長に関しての記事はこちらも参考にしてください)

工務店の個性が瞬時に分かる、たった1つの質問

 

2つめは、お客さんの紹介で家を建てた人はどれくらいの割合なのか聞いてみることです。

住宅会社の経営理念は、表現は沢山あっても「最終的にはお客さんに満足する家を提供する」という部分に集約されてきます。

そしてお客さんが本当に満足したかどうかの指標が、「紹介でどれだけの人が家を建てたのか」という数字に表れてくるんですね。

 

紹介するということは、自分が本当に満足するからできることです。

家を建てた会社を教えてと言われない限り、何か微妙だったなと思った住宅会社を紹介することはないですよね。

さらには自分が信頼していることを大切にしてくれて、それに応えてくれる会社でないと安心して紹介できません。

大切な友人や親族を紹介するのに、顔を潰されそうな危なっかしい会社を紹介しないですよね。

そのため、紹介の割合がバロメーターとなってきます。

(紹介については書きたいことがあるので、詳しくは後日に書きますね)

まとめ

今回は、住宅会社の経営理念についてお話ししてきました。

住宅会社の経営理念というと、家を建てる人にはあまり関係のないように感じますが、実は良い工務店かどうか見極めるための情報が詰まっています。

家づくりをされる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

では。

 

家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。

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今日の問題解決

住宅会社の経営理念は信用してもいい?

  • 経営理念を実践している会社は少ない。
  • 経営理念を実践しているかどうかは、社長と話をするか、紹介の割合を聞くと分かる。