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土地探しの落とし穴。夏場の土地探しで必ず気をつけたいこと

こんにちは、夏が大好きなO型建築士です。

私は夏は大好きですが土地を探している人にとっては、実は夏は要注意の季節でもあります。

では、夏の土地探しは何に注意しておく必要があるのでしょうか?

 

夏の土地探しで一番注しないといけないものが、夏の「太陽の角度」について。

この太陽の角度というのが夏の土地探しの落とし穴になります。

では、なぜ夏場は「太陽の角度」を注意しないといけないのでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

夏至と冬至の太陽の角度

夏至と冬至の太陽の角度

Photo:http://blogs.yahoo.co.jp/taiseikawagoe/

上の図は、夏至と冬至の太陽の角度を表した図です。(お昼12時頃の角度です。)

小学校の理科で習ったのを覚えている方も多いと思いますが、あらためて図で見てみると夏と冬で太陽の角度が50°弱も違いが有るんですね。

 

夏は日が長くて冬は日が短いというのは生活していて感じることですが、太陽の角度の違いというのはそこまで気にする事は日常生活ではあまりありません。

 

でも実は、この太陽の角度の違いに土地探しの落とし穴が潜んでいるのです。

夏場は影があまり出ない

太陽の角度が高ければ高いほど、土地の日当りは良く見えます。

その理由は影がほとんど出来なくなるからです。

 

特に夏至の頃になると、太陽の角度は78°もあります。

角度が78°もあると、高さがかなりある建物でない限り影はあまり出でてきません。

そのため、夏場のお昼頃に土地を見た場合、南側に3階建ての建物が建っていたとしても、結構日当りの良い土地に見えてしまうんですね。

 

そして、夏場に土地を見て「結構日当りがええ土地やん!」と思って土地を購入してしまうと、実際には夏場以外はあまり日が当たらないなんて事が普通に起こりえます。

夏が過ぎると太陽の角度はどんどん低くなるので、周りの建物の影が敷地にどんどん落ちてくるようになるからなんですね。

特に昼間の太陽が一番高い時に土地を見てしまうと、実際に家を建てた時とのギャップはかなり大きくなってしまいます。

 

そのため、夏の土地探しでは日当りを見るだけでなく、まわりの建物をよく観察して影がどれくらい落ちそうかを考慮する事が重要となりますし、時間も昼間だけでなく朝方や夕方の時間帯でも土地をチェックしておきたいですね。

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夏場はゲリラ豪雨もチェック

太陽の角度以外でも、夏場の土地探しで意識しておきたいことがあります。

それは雨が上がった後の土地を見るということです。

特に夏場は夕立も多く、ゲリラ豪雨などザッと大雨が降ったすぐ後に土地を見てみるのが効果的です。

ゲリラ豪雨など雨が降った後の土地を見ることで何が分かるかと言うと、雨が溜まってしまう土地なのか、さらには水はけが良い土地なのかどうかが判断しやすくなるんですね。

 

ゲリラ豪雨が降ると、通常の水処理ではまかないきれずに道路にも水が溢れ出るようになります。

そしてその水は、高さが低い土地に向かって集まってきます。

普通に生活していては水の被害を受けやすい土地かは分からないものですが、雨がたくさん降った後だと水の影響がどれくらいある土地かが分かるようになるんですね。

自分が買った土地が水浸しなんていうのは避けたいもの。

ゲリラ豪雨は迷惑ですが、普通では中々分からない水に弱い土地かどうかが分かるチャンスとも言えます。

気になる土地が有れば、ゲリラ豪雨が止んだ後に実際に見に行ってみると隠れていた土地の姿を見ることができますよ。(ゲリラ豪雨の中で土地を見に行くのは大変なので、止んでから行ってくださいね)

 

また、水が集まってきたり水はけが悪い土地は昔から水浸しになることが多く、それに合わせて地盤も緩いことが多いので、土地を買う前に必ず知っておきたいポイントと言えます。

地盤改良の費用がいらない!地盤の良い土地の見分け方

 

特に新しい造成地で、地元の人がまったく買わない土地というのは、水はけなどが原因である事が多くあります。

地元の人は水が溜まりやすい土地であることを知っているので、わざわざその土地で家を建てようとは思わないんですね。

このように、土地を検討する際は付近に住んでいる人に話を聞いてみると言うのも有効な方法と言えます。

まとめ

今回は、夏に土地探しをする時の注意点をご紹介しました。

夏特有の太陽の角度と夕立(ゲリラ豪雨)。

夏場に土地探しをしている方は、この2つを意識しながら土地探しすると、土地の失敗はかなり減らすことができるんですね。

 

季節によって土地の見え方は違ってくるので、その特性をしっかり頭にいれておきながら土地探しをすると、失敗のない土地探しができるようになりますよ。

では。

 

夏の土地探しはこんなのも注意してください。

土地探しの失敗例⑤ 夏場に注意!お隣のアレが・・

その他の土地探しの失敗例はこちら。

地探しの失敗例① 一番多い失敗とは

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夏の土地探しの落とし穴って何?

  • 夏は太陽の角度が高いので影があまり出ない。
  • 目で見える影以外に、周りの建物の影が夏以外にどれだけ落ちてくるか考慮するのがポイント。
  • ゲリラ豪雨の後に土地を見ると、その土地の水はけなど普通では見えない姿をみることができる。
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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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