知っておきたい住宅の工法。家はこうやって造られる!

大工

こんにちは、あまりの暑さに今年はじめてのかき氷を食べたO型建築士です。

今日のテーマは「住宅の工法」。

家は必ず何かしらの工法によって出来上がっていて、どんな工法にもメリットとデメリットがあります。

家の工法を知っているだけで工務店、住宅会社選びの失敗が減るようになるので、住宅の工法を頭の片隅に入れておくだけで、とても役に立ちますよ。

それではどうぞご覧ください。

木造住宅

木造住宅は日本の家で一番つくられている住宅です。

皆さんも家の工事現場で木を使っているのをよく見かけるのではないでしょうか。

木造住宅は日本の風土に合っていますし、コストも一番安く家を建てることができます。

 

木造住宅はメリットが多い住宅ですが、実は大きく2種類に分けられます。

それは、木造軸組工法とツーバイフォーです。

1つずつ見ていきましょう。

木造軸組工法

軸組工法

日本に昔からある工法です。そのため在来工法とも呼ばれます。

土台や、柱、梁といった構造材を現場で組み立てていきます。

自由度が高く、リフォームの際も簡単にリフォームする事ができるのが一番のメリットです。一方、柱を建てずに大空間をつくるのは限界があるため、柱無しで大空間をつくるのは難しいと工法と言えます。

昔と違い、今は工場で木を加工するプレカットが主流になっているので、昔ほど大工の腕が問われる事が減りましたが、大工や職人の技量、工務店の腕によって出来映えがかなり左右されます。

余談ですが、私、O型建築士がメインに使っている工法です。

ツーバイフォー工法

ツーバイフォー工法

Photo:http://kcoms.exblog.jp/6667967

北米で発達した工法です。それが日本に輸入され、今ではかなり見かけるようになりました。

ツーバイフォー工法では、ツーバイ材と呼ばれるサイズを規格化した木材でフレームをつくり、構造用合板で外周の壁を補強していきます。箱を積み上げるようなイメージです。

ツーバイフォーはつくり自体が簡単な事もあり、工期は在来工法よりも早いです。

ただ、ツーバイフォーは雨に弱いところがあり、ツーバイフォーで家を建てるなら、工務店や住宅会社に雨対策を確認した方がよいです。ツーバイフォー工法をメインとする会社であれば雨に濡れづらいように対策を行っているので、施工レベルを見分ける基準となります。

家を建てるのに梅雨の時期ってどうなの?

ツーバイフォーではあまり大工の技量は問われませんが、ツーバイフォーに慣れている大工が建てた家の方が良いのは確かです。

以前、工期があまり無いツーバイフォーの建売現場で、「ツーバイフォーが初めてでよく分からん」と言っている大工が家を造っているのを見たことがあります。大丈夫かいな・・。

鉄骨住宅

鉄骨造は、構造材に鉄骨を使用している住宅です。鉄骨造は間取りの自由度が高いのが特徴です。

鉄骨造は「プレハブ工法」と「重量鉄骨造」の2種類に分けられます。

プレハブ工法

プレハブ工法

Photo:http://blogs.yahoo.co.jp/b9943159/15643909.html

プレハブ造は工場で大量生産できるので、ハウスメーカーがよく使う工法です。

工場で大量生産するので品質にブレが少なく、施工者の腕に左右されにくいと言えます。

ただ大量生産のデメリットとして、自由な寸法で家をつくるのに不向きで、あくまで規格寸法の中からつくるのが基本となります。

価格は木造よりも高いです。

重量鉄骨造

重量鉄骨造

Photo:http://www.kanaya.co.jp/

木造をメインにしている私にすると、「何でもありやん!」と思う程、間取りの自由度が高い工法です。大空間が必要なビルや建物に多く利用されています。

住宅としては、都市部の3階建ての家によく使われているのを見ます。特に狭小住宅とは相性が良いです。数少ない私が担当した鉄骨造も都市部の狭小住宅でした。

価格は木造住宅より高くなります。

RC造

RC造

RC造とは鉄筋とコンクリートを組み合わせた工法の事です。コンクリート打ちっ放しの建物を見てもらえば分かるように、個性的な建物によく使われる工法です。それだけ複雑なデザインをつくれると言う事ですね。

また火にも強いので、家に耐火性能が求められる都市部でよく使われています。

一般住宅でも使われることがありますが、重量が重いため地盤に強度が必要となり、木造住宅では地盤改良が必要でなくても、RC造だったら地盤改良が必要という土地も結構有るので、お金が掛かりやすい工法とも言えます。

地盤改良の費用がいらない、地盤の良い土地の見分け方

コストは高めなので、特殊な土地や価格よりも個性を求める人向きの工法ですね。

そのためRC造が好きな建築士は多いです。

混構造

混構造

Photo:http://kannari-archi.com/2009-1-yokohama/

実は、これまで見てきた工法をミックスした混構造というのもあります。

どういうものかと言うと、1階がRC造、2、3階が木造になっている家などが混構造と呼ばれます。

RC造と木造が混合されているんですね。

まとめ

今回は代表的な工法をご紹介しました。

どの工法にもメリットとデメリットがありますが、気に入った工務店や住宅会社が見つかれば、その会社の得意な工法で家を建てるのが一番です。得意な工法であれば、弱点となる部分をカバーする方法や対策が蓄積されているので、一定レベル以上の家にすることができるからです。

今回ご紹介した工法以外にも最近ではいろんな工法が出てきているので、一概に◯◯工法とも言えなくなってきていますが、今回ご紹介した工法が基準となり枝分かれしています。

もっと細分化された工法なども改めて紹介しますね。

では。

 

家の工法より大事な家の性能はこちらを参考にしてください

家をつくる!そんな時ぜひ覚えて欲しい性能の重要なお話

家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。

まるで教科書!理想の家をつくる方法【絶対保存版】

土地探しから始める人のための、失敗しない土地の購入方法【絶対保存版】

今日の問題解決

住宅の工法で注意する事は何?

  • 木造は一番多い工法で、価格も安く家をつくれる。
  • 鉄骨造は大空間をつくれるが、価格が高い。
  • RC造は特殊なデザインに対応可能だが、家の重量が重く価格も高い。
  • 工務店や住宅会社が得意な工法を選ぶと、一定レベル以上の家ができる。