もらえるのは半分だけ?省エネ住宅ポイントのここだけの話

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前回、前々回に引続き、省エネ住宅ポイントのどこにも出てこない「ここだけの話」を読者の皆さんだけにお伝えします。

省エネ住宅ポイント始まります

ここに注意!!省エネ住宅ポイントの落とし穴

30万円相当の商品がもらえる省エネ住宅ポイントですが、実は30万円ももらえないというお話を前回しました。

でも、お金がかかる話はそれだけではないのです。

省エネ住宅ポイントって実際いくら分もらえるんでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

省エネ基準が変わります

省エネ基準

2015年4月から省エネ基準が変わります。

省エネ基準が変わるというと、普通の人は

「世間で省エネ省エネ言ってるし、省エネの基準が厳しくなるんでしょ?」

っていうような印象をもつ人が一般的です。(O型建築士調べ)

 

そういう私もそうです。

住宅業界なら別ですが、分野が違う家電などでは「省エネの基準が年々厳しくなってんねんやろなぁ」って思います。

 

実際に住宅業界でも、年々省エネの基準が厳しくなってはいるのですが、そんな一年で基準がガラッと変わる事はありません。

そんなに急に変わってしまうと、対応できずに倒産する会社も出てきます。

「じゃあ4月から何が変わるの?」

今回変わるのは、省エネの計算方法が変わります。

それも、少しではなくて大きく変わるのです。

 

省エネの計算方法

省エネ基準、何が変わんの?

今までは、省エネの基準を数値で表す場合、「Q値」という数値を使っていました。

住宅会社に行ったことある方なら聞いた事がある人もいると思います。

業界では、「次世代省エネ基準」「平成11年基準」と呼ばれるものですね。

 

それが、今年の4月から「平成25年基準」というものに変わります。

簡単に言うと、「冬は家の暖かい空気が外に逃げない」「夏の直射日光による温度上昇を防ぐ」という基準にプラスして、「エネルギー消費の少ない家」が重要になります。

具体的には、家の断熱性能にプラスして、照明や給湯器、エアコンなどの設備機器の性能も加味しながら家の省エネ性能を計算する事になります。

 

家の断熱性能の計算方法も「Q値」と呼ばれるものから「外皮計算」と呼ばれる物に変わります。

細かい基準はこちらを参照してください。

 

実際に計算してみると、「Q値」よりもよくできた計算方法だと感じます。

まわりも同じような評価です。(O型建築士調べ)

 

じゃあ省エネ基準が変わって何が問題なん?

くま

省エネ基準が変わって何が問題か?

それは、省エネ住宅を証明するための時間と手間が、今より何倍も多くかかる事です。

 

そうなると、住宅業界はどう変わるでしょうか?

時間がかかっても、自社で省エネ計算する会社もあるでしょうし、省エネ計算に時間をとられたくない会社は外注に計算を依頼するようになるでしょう。

さらには、省エネ法改正を全く理解していなくて、省エネ住宅ポイントをとることもできない工務店なんかも出てきます。

 

時間と手間がかかるとどうなるのか?

人件費が発生するので、申請費用が上がり、結果的に家を建てる人にその費用がかかってきます。

 

これは「長期優良住宅」もそうですし「フラット35S」も同じです。

同じように申請費が上昇する可能性が高いです。

業界の話を聞いていると、計算費用は5万円〜というのが相場のようです。

 

もっと簡単に省エネ性能を測る事ができる方法が確立されればいいのですが、今のところこれが現実です。

 

となると・・、省エネ住宅ポイントは半分ほどしか手元に残らないことになります。

ここを頭に入れておく事はとても大事です。

 

予算が一杯のお客さんに対して、家を売りたい営業マンは、「国から30万円の補助金が出ます。だからギリギリまで予算が何とかなりますよ。」

とつぶやいてきます。

でも、実際は30万円も補助金はもらえないのです。

 

省エネ住宅ポイントをもらうために家を建てる人はいませんよね。

家を建てた結果、タイミングが良くて省エネ住宅ポイントをもらった。

ラッキー!!

これくらいのスタンスの方が、エコポイントでストレスをためなくて済みます。

 

前回前々回とつづいた省エネ住宅ポイント。

次回、最終回で知っとくと便利な省エネ住宅ポイントにまつわるよもやま話を読者の皆さんにお伝えします。

→省エネ住宅ポイント、工務店の本音の話 

 

今回は長くなりましたが、お付き合いありがとうございます。

では。

 

家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。

まるで教科書!理想の家をつくる方法【絶対保存版】

土地探しから始める人のための、失敗しない土地の購入方法【絶対保存版】

今日の問題解決

省エネ住宅ポイントで実際にはいくらもらえる?

  • もらえるのは、少ないところで十数万、多い所で二十万後半といったところ。
  • 会社の申請費次第でもらえる金額が変わってきます。